2026/10/07 16:23

NVIDIA DGX Station V100
こんな筐体に見覚えはありますか?まだ居室の片隅、いや真ん中に鎮座していたり稼働していますか?
2017年ごろNVIDIAから発売された製品で、1,2年前にはメーカーの延長保守契約も終了してしまいました。
しかし、当時でも結構高額な製品であり、且つ最近の半導体不足や高騰でこの製品の価値が再評価されているのも事実です。そうです、128GBものVRAMを搭載しているわけで、NVLINKで接続されているのですから。

そしてなぜそんなことをEK Japanが?というかたはV100のマニュアルDU-08255-001 _v2.1の53ページをご覧ください。筐体のサイドパネルを開いても分かりますが、EK社が水冷部分の製造の多くを(すべてではありません)担当しております。

1)電源とCPUの簡易水冷は他社ですが、交換対応は可能です。
2)GPU系統の水冷部分は一部OEMもありますが、EKが担当しております。
例外はQDC(ただし対応可能)と、GPUブロックのステンレスカバーです。

DIYユーザからしたら考えられないと思いますが、上記マニュアルには、冷却液レベルが落ちてきたら足してね、としか記載がありません。

そして8年とか運用しているとどうなるか?
これも普通では考えられないと思います。
以下のNVIDIAフォーラムでも議論されています。
NVIDIA DGX Station (V100): One GPU gets very hot after booting - Accelerated Computing / DGX Systems (DATA CENTER) - NVIDIA Developer Forums
これはニッケルコーティング無しのブロック+ニッケルコーティング無しのステンレスカバー、という組み合わせ(これはNVIDIA社指示)によるある意味事故です。
写真にあるように、異なる素材で変質した冷却液の固体化で目詰まりし、こげついてしまいます。
我々はこの内部洗浄を行い、経年劣化で漏水してしまうo-ringも全交換し、チューブを交換、ループ全体を洗浄します。他にも欠損や破損パーツの交換も行い、レポートを仕立てて返却する、そのようなサービスを日本上陸依頼独自に行っております。(このサービス、実は本国や米国でも対応できるノウハウが無く、日本のみで行われています)

中を見るとEK入ってる!が確認出来ますね。
世界中のDGX Station V100に対応可能です(16GB版は応相談)
A100は別な冷却システムでこちらはすでにエアコンが廃版で対応が出来ません。
SXMの改造版もあるようですが、あれもまともに動かないケースがほとんどのようなのでご注意を。

nvidia-smiコマンドで稼働中のGPUを見て、消費電力が上がらない、70℃を超えている、そんなときはほぼ目詰まりしています。完全に破壊してしまう前にご相談ください!

*写真出典:nvidia.com